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目次
こんな方におすすめ!
- 太ももからふくらはぎにかけて痛みがある
- 足の裏の感覚が鈍くなっている
- 坐骨神経痛で長い時間座れない
- 足にしびれがあり、力が入りにくい
- 坐骨神経痛が長引く原因が分からない
- 坐骨神経痛に効くセルフケアを知りたい
坐骨神経痛に効果的なストレッチ

お尻のストレッチ
仰向けに寝て、片膝を立てる。
立てた膝に反対側の足首を乗せる(4の字を作るような形)。
そのまま太ももを両手で抱え、胸の方へゆっくり引き寄せる。
20~30秒キープし、反対側も同様に行う。

太ももの裏のストレッチ
椅子に座り、片足を前に伸ばしてかかとを床につける。
背筋を伸ばしたまま、上体をゆっくり前に倒す。
20~30秒キープし、反対側も同様に行う。

あぐら前屈ストレッチ
あぐらをかいて座る。
背筋を伸ばしたまま、上体を前にゆっくり倒す。
お尻の外側~下の方がじんわり伸びるのを感じながら20~30秒キープしてください。
坐骨神経痛に対する
当院での施術・整体
整体・もみほぐし

坐骨神経痛には、大きく脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアのように脊柱管部に原因があるケースと、臀部や足の筋肉が固くなり神経の通り道を狭めているケースがあります。
脊柱管部へは、電気療法や温熱療法による、疼痛緩和や血流をスムーズにすることで、神経への圧迫を軽減し、伝達機能の改善を目指します。
筋肉周辺に対しては、ストレッチや手技療法も合わせて行い柔軟性の改善や、硬直している筋肉に対してハイボルトなどをおこない、弱くなった筋肉の働きを高めるよううながします。
鍼灸

坐骨神経に関連するツボにアプローチし坐骨神経に沿った痛みやしびれの緩和を図ります。
下肢全体の血流が良くなることで神経痛の軽減を狙い、患者様の症状に合わせて、腰・臀部から下肢にかけての筋肉をリラックスさせる施術を中心に行います。
パーソナルトレーニング

腰痛に対するトレーニングと同じように、体幹トレーニングを行い自分の筋肉でコルセットを作ることが重要となります。
呼吸法やチューブを使い体幹を意識的に使えるようにし、最終的には無意識化で行えるよう指導を行います。
また、再発予防に必要な胸郭、股関節の可動域改善トレーニングも並行しておこないます。
例えば四つ這いで股関節をロックした状態での胸郭伸展回旋動作など腰の負担になりにくいトレーニングを行います。
当院での坐骨神経痛に対する考え
施術を行うにあたって、腰椎の状況を把握することが重要となります。
そのため、整形外科で画像診断を受けていただくようお願いする場合があります。
すでに診断を受けている方や既往のある方は、来院時に画像をお持ちいただけるとスムーズにご案内することができます。
坐骨神経痛とは

下半身に痛みやしびれが現れる状態を「坐骨神経痛」と呼びます。
坐骨神経痛は特定の病名ではなく、頭痛や腹痛と同じように、症状の総称として使われています。
お尻から太もも、ふくらはぎ、すね、足先にかけて、坐骨神経の通り道に沿って症状が現れるのが特徴です。
下肢全体に痛みやしびれを感じる場合もあれば、一部の箇所だけに症状が出る場合もあります。
一般的には片足に症状が出るケースが多いですが、状態によっては両足に生じることもあります。
痛みの感じ方も個人差があり、「鋭く刺すような痛み」「筋肉がつっぱるような痛み」「ジンジンとしびれる感じ」など、さまざまな表現がされます。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経が圧迫・刺激を受けることで、坐骨神経痛の症状が現れると考えられています。
原因としては、以下のようなものが挙げられます。
加齢
年齢を重ねるにつれて、背骨や椎間板が変性し、坐骨神経の通り道が狭まりやすくなります。
とくに腰椎椎間板ヘルニア(椎間板の一部が飛び出す病気)や腰部脊柱管狭窄症(背骨の中にあるトンネルが狭くなる病気)は、加齢によって発症しやすく、坐骨神経痛の原因として多くみられます。
スポーツなどでのケガ
スポーツ中の接触や転倒によって、お尻や太ももを打撲し、皮下組織を損傷することがあります。
また、坐骨神経痛を引き起こす外傷として、太もも裏の肉離れも挙げられるでしょう。
ケガによる内出血や腫れによって神経が圧迫されると、下半身に痛みやしびれが現れる場合があります。
ストレス
ストレスが続くと自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。
すると、お尻まわりの筋肉がこわばり、坐骨神経が圧迫される場合があります。
また、ストレスによって痛みに対する感受性が高まり、症状を強く感じやすくなることも考えられています。
栄養不足
神経の正常な働きには、ビタミンB群などの栄養素が関与しています。
そのため、偏った食生活で栄養が不足すると神経の修復や伝達に支障が生じ、しびれや違和感につながることが考えられます。
病気などによる坐骨神経痛
糖尿病や帯状疱疹などの病気が原因で、坐骨神経痛のような症状が出現するケースがあります。
糖尿病では血糖値の異常により神経の働きが低下し、帯状疱疹では神経に炎症が起こることで、痛みやしびれといった症状につながります。
坐骨神経痛によって誘発される症状
坐骨神経痛の症状を放置していると、次のような不調を招く可能性があります。
しびれ
坐骨神経痛の初期症状として、坐骨神経の走行に沿ったしびれがみられることが一般的です。
とくに、長時間座った後や朝の起床時に症状が強まるケースが多く、進行すると慢性的なしびれへと移行する場合もあります。
歩行困難
神経の圧迫が続くと筋力が低下し、足に力が入りにくくなる場合があります。
それにより、足を前に出しにくい、踏ん張りが効かないといった状態となり、歩行がスムーズにできなくなる方もいらっしゃいます。
症状が進行すると、立ち上がりや階段の上り下りが困難になり、日常生活に支障をきたす可能性があります。
排尿障害
脊髄の下部にある「馬尾神経(ばびしんけい)」が圧迫されると、膀胱や直腸の機能がうまく調整できなくなり、排尿・排便障害を引き起こす場合があります。
具体的には「尿が出にくい」「尿意を感じにくい」などの症状がみられ、進行すると失禁につながるケースもあります。
歩行困難とともに排尿障害がみられる場合は緊急性が高いため、できるだけ早く医療機関でみてもらいましょう。
感覚異常(異常感覚)
神経が障害されると、しびれとは異なる感覚異常が現れる場合があります。
たとえば、「触れていないのにジンジンする」「温度が変わっていないのに冷たく感じる」といった違和感です。
痛みやしびれと併発することも多く、症状が悪化すると感覚の鈍麻(どんま:感覚が鈍くなる状態)が進行する可能性もあります。
姿勢の乱れ
坐骨神経痛による痛みをかばい続けていると、身体のバランスが崩れやすくなります。
片側に体重をかけるくせが常態化し、腰や背中の筋肉にも負担がかかります。
その影響で、上半身に痛みが広がったり、慢性的なこりや違和感が生じたりする場合があります。
坐骨神経痛の予防法
坐骨神経痛を予防するには、腰部やお尻への負担を減らすことが大切です。
具体的には、次のようなセルフケアが有効とされています。
姿勢改善

腰部やお尻に余計な負担をかけないよう、普段の姿勢は以下の2点を意識してみましょう。
・お腹を軽く引っ込めるようにして、骨盤を立てる
・顎を軽くひき、背中をまっすぐ伸ばす
とくにデスクワーク中は姿勢が崩れやすいため、周辺の環境にも注意を向けみてください。
「椅子や机の高さがあっているか」「パソコンモニターと目線の高さが同じくらいか」など今一度チェックしてみましょう。
運動

ウォーキングやラジオ体操など、適度な運動を習慣化しましょう。
全身の血流をうながすことで、神経痛の改善・予防が期待できます。
また、運動とともに軽い筋力トレーニングも取り入れると良いでしょう。
腹筋や背筋トレーニング、スクワットなどで体幹から足腰を鍛えることで、脊柱にかかる負担をより軽減しやすくなります。
ストレッチ

痛みやしびれが出ているときだけでなく、ストレッチは日常的に行うことがおすすめです。
坐骨神経痛の予防には、お尻や太もものストレッチが有効とされています。
筋肉の柔軟性を保つことで、緊張による神経の圧迫を軽減しやすくなります。
また、運動後にクールダウンとしてストレッチを取り入れると疲労回復をうながし、筋肉のこわばりを防止できます。
よくある質問
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坐骨神経痛の原因は何ですか?
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腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症といった背骨の病気や、お尻の筋肉の緊張が坐骨神経痛のおもな原因に考えられています。
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坐骨神経痛が起こるとどんな症状がありますか?
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太ももからふくらはぎ、すね、足の先にかけて生じる、痛みやしびれ、違和感などが坐骨神経痛のおもな症状です。
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坐骨神経痛と間違えやすい病気は何ですか?
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帯状疱疹や糖尿病、脊椎炎、閉塞性動脈硬化症、子宮内膜症などの病気により、足の痛みやしびれを引き起こす場合があります。
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痛みが長引く坐骨神経痛は何が原因の可能性があるの?
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重度のヘルニアや、脊柱管狭窄症をはじめ、内科的な病気から症状が起きていることが考えられます。
医療機関の検査で、状態を確認してもらってください。
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坐骨神経痛の予防策にはどのようなものがありますか?
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前屈みで重たいものを持ち上げることはなるべく避けましょう。
また、筋力が低下しないよう、ウォーキングなど適度な運動を継続することも大切です。
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坐骨神経痛で病院に行くべきタイミングはいつですか?
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足に力が入りにくい、スムーズに歩行できない、排尿障害があるなどは重度の神経障害が考えられます。
早めに医療機関にみてもらいましょう。
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坐骨神経痛によるしびれを軽減する方法は?
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お尻や太もものストレッチをする、しびれている箇所を温めるといった方法で、症状が緩和する場合があります。
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坐骨神経痛と梨状筋症候群の違いは何ですか?
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梨状筋症候群は、筋肉の緊張により神経が圧迫されて起こる病気の名前です。
一方の坐骨神経痛は、下半身に起きた痛みやしびれなど症状の総称を指します。
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坐骨神経痛が悪化しないために気を付けることは?
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腰に負担をかけるので、重たいものを持ち上げるのはできるだけ避けましょう。
また、椎間板にストレスをかけるため、長時間座ることも控えてください。
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坐骨神経痛は接骨院・整体院で施術してもらうことはできますか?
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手技で筋肉をほぐしたり、整体で身体のバランスを調整したりすることで、坐骨神経の圧迫を軽減できる場合があります。
また、痛みやしびれの症状には、鍼灸も有効です。
監修 Writer

- 山内 佑太
- 資格
平成30年 柔道整復師
日本スポーツ協会認定 アスレティックトレーナー
健康・体力づくり事業財団 健康運動指導士
認定テクニカ・ガビラン (IASTM)
経歴
平成30年 了徳寺大学 卒業
関東接骨院グループ 勤務
令和1 都内クリニック 勤務
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